ワーキングホリデー日記

イギリス(リバプール)でのワーキングホリデーの体験談を綴った日記

Month: 5月 2003 (page 2 of 4)

5月21日

朝、ホテルをチェックアウトし、フェリー乗り場へ。

チケットを確保したものの、インターレイルパスで無料で購入したチケットには「デッキ」の文字が。

デッキって・・・。

 

船の出発まではかなり時間があるので、Bariの街で時間をつぶすことにした。

ところが、この街は観光地ではないためか、2時~4時半まで、どの店も昼休み。

おかげで何もない街で、さらにすることがなくなってしまった。

それでも、何とか時間をつぶし、フェリー乗り場へ向かった。

 

フェリー乗り場に着いたとたん大雨になった。

そんな中、フェリーに乗ってみると、本当にデッキだった。

かろうじて屋根があるものの、めちゃくちゃ寒い。

これではPatrasに着く前に死ぬかな、と思った矢先、船員が、「今日は雨だから、こっち来い。」と1クラス上の椅子で寝る部屋に案内してくれた。

何故か冷房が効いていて寒かったけど、デッキで寝るよりは全然マシ。

映画もやっていて、「スター・ウォーズ エピソード2」を観て時間をつぶすことができた。

5月20日

フェリーでギリシャのPatrasまで行こうと、列車でAncoraに向かった。

国際線のフェリーがでているんだから、乗り場は駅から近いだろうと油断していたのがまずかった。

ツーリスト・インフォメーションもない田舎駅で、どっちがフェリー乗り場かもさっぱりわからない。

イタリア人のおじさんに聞いて、なんとか辿り着いたものの、乗ろうとしていたフェリーに間に合わなかった。

しかも、ここで次のフェリーを待てばよかったのに、血迷って列車でBariに向かってしまった。

BariからもPatrasにフェリーがでているのだ。

でも、列車に乗ってからよく考えてみると、Ancoraで間に合わなかったんだから、Bariで間に合うわけがない。

 

案の定、Bariは、Ancora以上にフェリーがどちらだかわからないところだった。

なので、今日のフェリーは諦めて、Bariに宿をとることにした。

ところが、国際港を持つ街にしては、ホテルが少ない。

しかも、着いた時間が夕方7時。

おかげで、どこのホテルもいっぱいでなかなか宿がとれない。

ガイドブックにもBariの情報は載ってなく、2時間くらい街をさまよった。

見つからなかったら夜行列車でどこかへ行こうと考えつつ、ココで最後というホテルで、やっと宿がとれた。

これからの教訓として、余裕を持った計画と宿を取る街には早めに着くということを心がけようと思った。

5月19日

Rialto橋

今日は、移動に船を使ってみることにした。

24hチケットを購入し、船に乗り、Rialto橋まで行ってみた。

でも、午前中のためか船が混んでいて、スピードも遅かったので、Rialto橋からSan Marco広場まで歩くことにした。

 

San Marco寺院

まずは、昨日、入れなかったSan Marco寺院へ。

中は金箔が貼られていて、いかにも、栄えていた時代に作られた寺院という感じだった。

ここは、人員誘導が下手で、至るところに列ができていた。

 

Veneziaの街

そのまま、隣の鐘楼に登って、Veneziaの街を一望した。

ここから見ると、Veneziaという街の構成がわかって、おもしろい。

 

それから、駅で切符を購入するついでに、船で島を一周してみた。

川の中に制限速度の標識があったりして、おもしろかった。

でも、風が強くて、最後のほうは少し寒かった。

 

その後は、適当に街をブラブラしてみた。

昨日、迷いながらも街の概要をつかんだので、今日は、ゆったりとまわれた。

5月18日

今日は、Milanoから地中海の女王Veneziaに向かった。

ここは、さすがに有名観光地だけあって、今まで行った都市の中でずばぬけて人が多い。

まるでディズニーランドにいるみたい。

宿は、今回の旅で初めて、ドミトリーを取った。

前にInvernessで出会った日本人が教えてくれたところで、すんなりチェックインできたので、そのまま市内観光へ。

 

San Marco広場

まずは、駅からSan Marco広場まで歩いてみることにした。

ところが、この街の道は迷路のように入り組んでいて、なかなか辿り着けない。

なんとか広場に辿り着いた時は、かなり疲れてしまっていて、とりあえず、どこかに入ることにした。

ところが、San Marco寺院と鐘楼には長蛇の列。

なので、空いていたDucale宮殿に入った。

ところが、ここは美術館になっていて、思ったよりもかなり広く、余計に疲れてしまった。

 

その後、街をブラブラしながら、なんとか宿に戻り、一休みした。

宿代を安く済ませた分、夕食は、レストランのコースを食べた。

それにしても、Veneziaは物価が高すぎる。

マクドナルドも他のイタリアの都市よりも高いし。

おかげで、休憩する店がなくて、ずっと歩きっぱなしで疲れた。

5月17日

ユーロスター・イタリアでMilanoへ移動。

Veneziaへの移動も考えて駅の近くにホテルを取ることにした。

でも、このMilanoという街、イタリアで一番の経済都市というわりには、すごく治安が悪そう。

今日は早く宿に帰ることにしよう。

 

宿を取り、まずは地下鉄でSanta Maria delle Grazie教会へ行った。

ここには、Leonardo da Vinciの「最後の晩餐」があるんだけど、予約が必要で火曜日まで空いてないらしい。

 

San Siro

しかたがないので、Milanoでのメインイベント、Serie A AC Milan v Bolognaを観るためにSan Siroへ向かった。

Serie Aはよほどのことがない限り、チケットがSOLD OUTにならないらしいので、ダフ屋を無視しながら、チケット売り場に並んだ。

ところが、並んだ列はインターネットで予約した人の受取窓口だったらしく、当日券はまったく並ばないで購入することができた。

実際にスタジアムに入ってみても、コーナー付近・Awayのゴール裏・三階席はガラガラでスタジアムをいつも満席にするPREMIERSHIPは、やっぱりスゴイと思った。

試合は、3-1でAC Milanが勝利。

観たい選手もすべて観れたし、楽しかった。

でも、試合の盛り上がりはPREMIERSHIPのほうがいいな。

 

Duomo

試合後、TramでDuomoに行ってみたんだけど、改修中だった。

それでも、側面の彫刻は見事で、改装中ではないDuomoを観てみたかったなと思った。

結局、今回のMilanoは、Milano = サッカーとなってしまった。

5月16日

Pisaの斜塔

電車でPisaへ。

お目当ては、もちろんPisaの斜塔。

思ったよりも小さくて、近くにあるDuomoのせいで、余計に小さくみえた。

けれども、しっかり傾いていた。

近くで見てみたら、土台を傾かせて、その土台に垂直に塔を建てていた。

 

帰りの電車の本数が少なくなっていて、予定が狂ってしまったが、Firenzeに戻り、Uffizi美術館へ行ってみた。

有名そうだから行っただけなんだけど、知っている絵があった。

Botticelliの「ビーナスの誕生」。貝の上に裸の女性が立っている絵。

でも、それ以外のたくさんの絵は、どれも知らないものばかりだった。

 

その後は、Accademia美術館へ行った。

本物のDavid像は、思いのほか大きく、迫力があった。

 

夜、コインランドリーに行き、洗濯しようとお札を入れたら、おつりがでない機械だった。

おかげで、無駄に洗剤と柔軟剤が増えてしまった。

 

5月15日

寒さに加え、2回(Spain→France、France→Italy)のパスポートチェック、3度の休憩と起こされまくりながら、なんとかFirenzeに到着。

 

Duomo

宿に荷物を置いた後、早速、Duomoに行ってみた。

ここは、塔に登る途中で天井画を間近で見れるんだけど、下から見た時は光の関係で気付かなかった悪魔のいる地獄絵が、天使の絵の下にあってびっくりした。

屋上からはFirenzeの街が一望できて、茶色の屋根ばかりの景色はキレイだった。

 

Ponte Vecchio

次に、Signoria広場を通り、Ponte Vecchioへ行った。

薄汚い通りに並ぶ宝石店の数々は、すごく不釣合いだった。

 

Palazzo Pitti

それから、Palazzo Pittiへ行った。

中は、メディチ家の家というだけあって、宮殿なみの内装を誇っていた。

でも、キリストの絵画には、ちょっとうんざり。

 

Santa Croce教会

その後、Michelangeloの墓があるSanta Croce教会に行ってみた。

だけど、ここは保存状態が最悪で、墓石はすり減りまくりで文字が薄れていた。

おかげで、どれがMichelangeloの墓かわからなかった。

 

それにしても、日本人と露店の多さはさすがにItalyだと思う。

5月14日

Catalana音楽堂

今日は、Catalana音楽堂のツアーに参加しようと思ったのだけど、ツアーがまったくなかった。

ここもすばらしい建築物なので、中を見てみたかったんだけどな。

 

しょうがないので、Picasso美術館に行った。

ここには、Picassoがおかしい(?)絵を描き始める以前の絵がたくさんあって、この技術があってこその、あの絵も評価されるんだなぁと思った。

 

夕方、バスターミナルに行き、夜行バスに乗り、イタリアへ向かった。

5月13日

朝、Sants駅に行き、夜行バスの情報を得た。

Olimpicスタジアム

それから、ツアーバスでOlympicスタジアムへ行った。

ここは、Espanyolというチームの本拠地だけど、オリンピックで使われたというだけあって、スタジアム自体は、すごかった。

 

地中海

その後、ロープウェイに乗り、Montjuïcの丘山頂へ登った。

どうも、Spainは空気が汚いらしい。

晴れているのに、地中海の水平線がかすんで見えなかった。

 

ランチは、本場のパエリアを食べた。

有名になるだけあって、味はなかなかのものだった。

 

Catedral de Barcelona

それから、Catedralへ。

Gaudiの建築物とは、また別のすごさがあった。

 

Guell別邸

その後は、昨日迷って辿り着けなかったGuell別邸へ。

門にある竜の装飾がすごかった。

 

夕方、次の行き先をイタリアのFirenzeに決めて、チケットを取った。

5月12日

Barcelonaに到着。

宿に荷物を置いた後、ツーリスト・インフォメーションへ行って、ツアーバスを申し込んだ。

このツアーバスは、Barcelonaの観光名所を巡り、乗り降り自由。

 

Sagrada Familia

まずは、有名なSagrada Famíliaへ行ってみた。

すごいの一言。

まだ未完成ながら、今まで見たことがないような斬新なデザインの教会だった。

 

Guell公園

次に、バスで、同じGaudiが設計したGuell公園へ行った。

ここもすごい。

Gaudiのデザインはすばらしい。

一日中ボーっとしていても飽きなそうな公園だった。

 

Camp Nou

それから、FC BarcelonaのホームスタジアムであるCamp Nouへ。

隣接の博物館をみたけど、あまりおもしろくなかった。

スタジアム自体も、たいしたことなかったし。

 

その後、街中にあるGaudiの建築物をまわってみた。

どれもおもしろいデザインで観ているだけで楽しかった。

 

帰り際にSants駅に行き、フランス行きの電車のチケットを取ろうとしたら、フランスでストライキがあるらしく、チケットが取れなかった。

なんか、交通が予定通りにいかないなぁ。

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