フェリーでギリシャのPatrasまで行こうと、列車でAncoraに向かった。

国際線のフェリーがでているんだから、乗り場は駅から近いだろうと油断していたのがまずかった。

ツーリスト・インフォメーションもない田舎駅で、どっちがフェリー乗り場かもさっぱりわからない。

イタリア人のおじさんに聞いて、なんとか辿り着いたものの、乗ろうとしていたフェリーに間に合わなかった。

しかも、ここで次のフェリーを待てばよかったのに、血迷って列車でBariに向かってしまった。

BariからもPatrasにフェリーがでているのだ。

でも、列車に乗ってからよく考えてみると、Ancoraで間に合わなかったんだから、Bariで間に合うわけがない。

 

案の定、Bariは、Ancora以上にフェリーがどちらだかわからないところだった。

なので、今日のフェリーは諦めて、Bariに宿をとることにした。

ところが、国際港を持つ街にしては、ホテルが少ない。

しかも、着いた時間が夕方7時。

おかげで、どこのホテルもいっぱいでなかなか宿がとれない。

ガイドブックにもBariの情報は載ってなく、2時間くらい街をさまよった。

見つからなかったら夜行列車でどこかへ行こうと考えつつ、ココで最後というホテルで、やっと宿がとれた。

これからの教訓として、余裕を持った計画と宿を取る街には早めに着くということを心がけようと思った。