面接の日。

 

朝9時から面接だったので、10分前にイギリス大使館の正門前に行ったんだけど、5分前まで入れてくれないらしく、門の前で緊張しながら待機。

時間になって、待合室へ案内された。

 

一緒に面接を受けるのは5人で、男は俺ひとり。

待合室ではVISAの申請書を書いた。

この申請書、英語で住所を書く欄があったんだけど、イギリスに行こうとしているくせに英語が苦手な俺は、正式な書き方なんてわからない。

だから、ローマ字で普通に県から書いておいた。

でも、本当は逆に書くんだってね。

あと、チェックをつけるところがあって、なんの疑いもなく○をつけていたんだけど、サンプルには〆がついていた。

イギリスでは〆でチェックをつけるのが普通らしい。

結局、申請書の表のチェックは○、裏のチェックは〆なんて変なつけ方になってしまった。

このせいで、これで落ちたらどうしようっていう心配が加わって、さらに緊張が増してしまった。

 

申請書を書き終わったら、申請費と一緒に提出するんだけど、この申請費、お釣りはなしとのこと。

つまり、ぴったり払わないといけない。

俺は、細かいのはあったんだけど、お札が1万円札しかなくて、しかも、それが全財産。

結局、隣にいた人に借りる事になった。

それにしても、お釣りがないってのはひどい。

用意しておけよ。

 

いよいよ、面接。

お金を払った順で面接だったんだけど、いろいろ戸惑ったせいで、後ろから2番目。

ただでさえ緊張していたのに、焦ったことが2つもあって、めちゃくちゃ緊張しながら面接の順番を待った。

面接時間は人によってバラバラ。

俺の順番になったので、念のため通訳をお願いしたけど、大丈夫ですって言われて、そのまま面接室へ通された。

面接室には、イギリス人女性の面接官がいた。

始め、Do you speak English?って聞かれたので、すかさず、No,I don’t.って答えた。

どうやら、この面接官の人はバイリンガルらしくて、その後は日本語で面接が進んだ。

質問は、ワーホリネットで事前に入手していたものと同じだったので、つまらずに答えることができた。

聞かれた内容は、

 ・なぜイギリスへ行くのか?

 ・いつ渡英するつもりか?

 ・どのくらい滞在するのか?

 ・行って何をするのか?

 ・仕事はするのか?

 ・帰国後は何をするのか?

 ・彼女はいるのか?

最後の質問の趣旨はよくわからなかった。

あと、面接官の日本語が流暢というわけではなかったので、こっちの言っていることを本当に理解しているのかは疑問だった。

 

面接時間は8分ぐらいで今日の人の中で一番短かったけど、無事に合格。

それで、待合室に戻ってアンケートを書いた後、無事にVISAを取得。

今回面接を受けた人は、全員受かっていた。

服装はスーツで行った。

5人中3人がスーツだった。

ちなみに、仕事は仮病を使って休んだ。