徳川家康の生誕の地、岡崎城に行ってきました。大河ドラマでもお馴染みだった地なので、さぞ盛り上がっているだろうと思いきや、最寄りの岡崎公園前駅前は閑散としていて、ビックリしました。

あとで知ったのですが、快速停車駅の東岡崎から歩くのが正解だそうです。ややこしい駅名をつけないでほしい…

とはいえ、近さでいえばこちらの駅のほうが近いので、10分ほど歩けば岡崎城公園に辿り着くことができました。

駅から来た側は、大手門と真逆側だったので、そのまま通路を進めば天守閣でした。思ったよりも小さかったですが、岡崎城天守閣は明治初期の写真を元に再現したものなんだそうです。

ちなみに、天守台の石垣の色が2層になっているのですが、元々の天守閣にはひさしがあったそうで、雨に常時濡れたところとそうでないところだそうです。

本丸の中は展示室になっていて、岡崎城の歴史や城下町について学ふことができました。最上階は展望台になっていますが、目立ったランドマークが見えるわけではない(実際に展望案内も質素でした。)ので、本丸側の写真を載せておきます。

こちらは本丸と曲輪の間にある清海堀。築城当時からある空堀で、本丸側(左)が土塁で、曲輪側(右)が石垣というおもしろい作りになっていました。

こちらは清海堀にかかる橋で、曲輪から天守台にかかっているという珍しい端です。正面の天守台には大きな鏡石が見えました。家康生誕の地だけあって、鏡石も大きいです。

本丸はあまり人がいなかったのですが、二の丸は人でごった返していました。この写真は、極力、人が入らないように撮ったのですが、この写真の左側にはビックリするくらいの人がスマホと睨めっこしていました。

実は、この岡崎城は、岡崎有数のポケストップの密集地なんだそうで、老若男女、ポケモンGoをして、一喜一憂していました。

ここには、三河武士のやかた家康館があり、この日は、古文書から家康の戦を振り返る企画展示がされていました。また、常設展では、徳川家康の生涯を学ぶ展示がされていました。

また、二の丸には、大手門もありました。電車でくると、どの駅から来ても真逆側になりますが、駐車場はこちら側にあるので、車で来た場合は、大手門から順に城を攻略できます。

駐車場の端には復元された東曲輪がありました。ただ、この曲輪周辺まで、ポケモンGoをしている人がたくさんいました。ポケストップ多すぎ。

二の丸から駐車場と反対方向に下った先には、持仏堂曲輪の石垣がありますが、ポケモンがいないからか、こちら側には人はほぼいなくて、閑散としています。とはいえ、こちらの石垣は江戸時代前期から改修をしていないそうで、当時のままの石垣を観ることができました。

その近くには家康の産湯を汲んだとされる井戸がありました。水を汲み上げて触れられるようになっていたのですが、残念ながら水位が下がってしまったらしく水は出ていませんでした。

ほとんどの人が岡崎城よりもポケモンGo目的なので、天守閣や三河武士のやかた家康館はゆったりと観てまわることができました。ただ、天守閣の周りを大きな木が囲んでいて、公園内から天守閣が見えるスポットが少なかったので、もう少し景観を意識して整備すると良いのではと思いました。