現存12天守の1つ、松山城に行ってきました。松山城は、一度落雷による火災で焼けているので、今の天守は江戸時代後期に建てられたものです。このため、現存12天守の中では、一番新しい天守閣なんです。
その松山城は、山頂に本丸があるため、本丸付近へはロープウェイで登っていくことができます。路面電車の大街道駅から5分ほど歩けば、ロープウェイのりばに着けます。
ちなみに、このロープウェイのりばは、登頂の手段が2種類あり、ロープウェイかリフトを選ぶことができます。ロープウェイは10分起きしか出発していないので、今回はリフトで登ることにしました。
この季節、新緑の中をのんびりとリフトで登っていくのは、めちゃくちゃ気持ちよかったです。逆に、真夏とか真冬だと、だいぶ萎えそうですが…
リフトを降りて少し歩くと、早速、松山城の石垣がみえてきました。松山城の石垣は、高さ10mを越える全国で最大規模を誇る石垣なんだそうです。その石垣の壮大さに最初から圧倒されてしまいました。
中ノ門の辺りからは、雄大な石垣と、その先の天守閣を眺めることができました。マジで感動。カッコ良すぎる…
ココから、戸無門、筒井門を通って、最後に太鼓門を通れば、いよいよ本丸です。江戸時代に建てられた割には、かなりの防御構造を誇っています。ちなみに、こちらは太鼓門。
太鼓門をくぐれば、右手に広大な本丸とその向こう端に松山城天守閣が登場です。
ちなみに、本丸にある売店には、蛇口からつぐオレンジジュースややいよかんジェラートが売っていました。
天守閣手前のチケット売り場で、天守閣入場チケットを買って、いよいよ天守閣です。ここから天守閣までは、重要文化財の建物が続きます。まずは、一ノ門。
ニノ門を通って、
三ノ門。
最後にに、筋鉄門を通れば本檀です。
本壇には、再建された小天守や多聞櫓などとともに、現存の三重三階の天守閣があります。
穴蔵から天守閣内部に入っていくと、再建された多門櫓、小天守を一周して、天守閣に登っていくルートとなっています。再建された建物内部は、加藤嘉明の鎧や手紙、松山藩由来の日本刀などが展示されていました。
現存天守では、謎のVRブース(しかも大半が壊れていました…)が占拠してて、せっかく現存の建物なのに、建物自体の鑑賞に支障が出るレベルでした。建物をしっかり観たかった私としては、なんだかなーと言う感じ。この辺りは、国宝ではないので、自由にできちゃうのでしょうか…
ルートの最後で天守閣の3階まで登っていくと、四方の扉が開け放たれてて、天守閣からの眺めを堪能することができました。
天守閣からは、松山市街の向こう瀬戸内海まで眺めることができました。でも、海が近いからか、風もすごかったです。
天守閣からでて、天守閣の裏側に行くと、こちらも重要文化財の、野原櫓と乾櫓があります。ちなみに、野原櫓は、望楼型二重櫓では全国唯一の現存櫓なのだそうです。
ちなみに、乾門を出たところからも、壮大な石垣と天守郡をみることができました。
一通り松山城を見終わってから、二の丸御殿へ行きました。こちらは、二の丸にあった御殿跡の間取りを水や果樹を使って再現しているところ。キレイに整備されすぎてて、あまり、城跡感はありせんでした。
ちなみに、黒門口途城道がココから本丸脇まで繋がっているのですが、こうやってみると結構な距離。当時の人の気持ちになって頑張るのもいいと思いますが、楽しく観光するならリフトをオススメします。
にしても、山城で立派な城郭を持つ松山城は、見応え抜群の山城でした。
日本100名城 公式スタンプ帳はこちらから。
こちらの記事もどうぞ。