ずっと行きたいと思っていた姫路城に、ついに行ってきました。現存12天守であり、さらに国宝5城、世界文化遺産でもある城です。
姫路駅から出ると、通りの向こうで姫路城が出迎えてくれました。
目の前に姫路城を見ながら、大手前通りを進んでいけば、迷うことなく大手門に辿り着けました。朝一で来たからか、週末にも関わらず人はまばら。
大手門を通って三の丸に行くと、目の前に白い姫路城の城郭が一望できます。天気が良かったので、その白い城壁が青空の下、めちゃめちゃ映えていました。さすが白鷺城。
今年は、ちょうど世界遺産登録から30周年だそうで、三の丸のいたるところに旗が立っていました。
早速、入城ゲートでチケットを買い、菱の門を通って天守閣に向かいます。
いの門を通って二の丸へ。左手のろの門とはの門の間の城壁を修繕していました。
さらに、にの門、ほの門を通って、いよいよ天守閣の入り口に。ここから現存天守の中に入ります。ワクワクがとまりません。
中に入ると、現存天守だけあって、展示物はほぼないですが、それゆえに、当時の状況に思いを馳せることができました。
ここは、地階ですが、天守を支える2本の柱、東大柱と西大柱があり、その向こうが武器庫になっていました。
1階に行くと光が差し込んできて、一気に明るくなります。
2階は、武具庫になっており、右手の壁の向こうに武具庫がありました。
部屋の裏側の廊下には、武具掛けもありました。
3階。この辺りになると、2本の大柱が主張してきています。奥の方に見える小さい扉が武者隠しという、伏兵を配置するスペースなんだそう。
また、この階で西大柱は、上部と下部の部材で接合されてます。よく見ると、縦に切れ目が入っているのがわかります。
4階の千鳥破風。右側の小上がりは、石打棚といって、監視や射撃を目的とした場所なんだそうです。
5階では、西大柱と東大柱の上端が見れます。
大天守最上階。神社がありました。こちらは、この地域の地主神、長壁大神を祀っているんだそうです。
こちらは、天守閣からの景色。三の丸の向こうに姫路駅、その向こうに瀬戸内海まで見える絶景でした。ただ、この時期はちょっと寒い…
天守閣を出た後は、備前丸(本丸)から天守閣を見上げてみました。ここからは、天守台の全貌とその上の連立天守までが目の前に広がり、この写真よりも実物はもっと壮大でした。
こちらの備前門脇の石垣には、大きい直方体の石が使われてますが、これは当時、周辺の古墳の石棺から取ってきたものだそうです。
その先には、播州皿屋敷の怪談で有名な井戸がありました。お菊さんの話は、姫路城が舞台だそうで、この井戸から「1枚、2枚…」と聞こえたんだとか。
るの門の近くにある石垣にはキレイに継ぎ目がはいっていました。この線の右側は羽柴秀吉の時に、左側は池田輝正によって築かれたんだそうです。
帰りに西の丸にも寄ってみました。こちらは、当時、徳川家康の孫の千姫用の御殿が建っていたそうです。そのまわりを長さが約300mの百間廊下が囲んでいます。
中に入ることもできて、こんな感じに長い廊下の右手(城側)にたくさん部屋がありました。ここには当時、西の丸の御殿で働く女中が住んでいたんだそうです。
ちなみに、西の丸からの天守閣の眺めが圧巻でした。大天守、乾小天守、西小天守の連立天守が一望できます。
お城ランキングの1位常連の姫路城は半端なかったです。違う季節にまた行ってみたいです。
日本100名城 公式スタンプ帳はこちらから。
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